「そうです。頼まれていた森での依頼の完了報告に来ました。あと、こちら、ドイルさんって言うんですけど、今度学園を受験する優秀な方なので、冒険者か魔物ハンターの登録をお願いしたくて。」
タダトモさんが説明してくれているのを俺は横で聞いていた。
「そうなんですか。優秀な方は当協会も大歓迎です。タダトモさん、ではこちらの証明書を持ってあちらへ。ドイルさんは、私がご案内しておきます。」
タダトモさんは紙を貰って奥のカウンターへ行くようだ。
「すぐに終わりますから、終わったらここで。」
俺が分かったと返事をするとタダトモさんは奥のカウンターへと向かった。
俺は受付の女性に向き直る。
「それではドイルさん、こちらへどうぞ。」
カウンターにCLOSEDの札が置かれ、俺は受付の女性に従って二階の部屋へと通されたのだった。
「どうぞ、お座りになってお待ち下さい。」
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