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「いえ、僕は学園の生徒です。」

だよな。予想通りの年齢設定だ。

「ここでアルバイトをさせて貰っています。」

かずPは酒場"チャンネー"の従業員なのか。
そのタイミングで、ちょうどしおまねきさんが奥から戻って来た。

「かずPくん、出来上がったらお二人に『ディナープレート』を。」

しおまねきさんはそう言いながら飲み物をつくる準備に入っている。どんな飲み物が出てくるのか分からないが「エンドレスリピート」というくらいの飲み物だから美味しいに決まっている。

「分かりました。」

かずPは元気よく答える。良い笑顔だ。

「何か聴きたいことがあったんじゃないの?」

俺たちは、かずPが話しかけて来た理由を聞いていない。かずPはまだアルバイトの真っ最中なのだろうが気になるところだ。

「あるんですけど、まだバイトの途中なんで。今日はラストまでですし。」

そう言うとかずPはちょうど席を立ってお店を出て行こうとしていたお客の会計に行ってしまった。

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