Follow

本編 

「ライチョー隊長Pって、あの草原の護り手を?」
「まさか、噂に聞いた"成レ果テ"を止めた人が?」

おいおい、そこまで有名なのかよ。あの戦いのことは、そんなに大勢が知っているはずはないのだが。

「はぁ、一応、その人です。」

ため息混じりの声になってしまう。

「そ、そんな人なら任せても大丈夫かもしれませんね。」
「私じゃ足手まといになりそう。」

二人が速攻で納得していることには違和感を感じざるを得ないが、ここは仕方ない。

「ささらさん。授業参観でアイツの気をそらしてください。俺が……アイツの正面に立ちます。」

そして、俺は動き出した。

動きながら再び契約書を発動する。

"運営神TOMOKI++の契約書"

俺が移動している間に、小金井ささらも"授業参観"を発動したようだ。俺の行く先とは反対側に数人の小金井ささらを目視できる。このまま行けば魔法を撃ち込んで鹿の気を逸らしてくれるはずだ。

文月莉音とかいなは、おそらく動いていない。

「まだ使ったことないんだけど……。」

俺は魔法を唱える。

「"The Rhythm to Realize"」

· · Tootle for Mastodon · 0 · 0 · 1
Sign in to participate in the conversation
Vocalodon

ボーカロイド好きが集うMastodonインスタンス、通称「ボカロ丼(ボカロドン)」です。 ** This server is for "Vocaloid" lovers. If you are not, please select other server. **

image/svg+xml