2014年の御嶽山噴火はいろんな禍根を残したよな。あれ以来火山系の観光地がピリピリしてる。
箱根大涌谷が噴火した際に「これは噴火じゃありません」という謎のワードが出てきたり、鹿児島でやってるイベントのテレビ中継で、背景で噴火してる桜島に東京のスタジオにいるアナウンサーが食いついて「あれ?噴火ですよね?大丈夫なんですか!?」とか言い出したり。
いくつもの火山が毎日のように噴火している九州で育った身からすると、なんでそんなに「噴火」というキーワードにピリピリするのか、なぜそんなにかたくなに否定する必要があるのか納得できなかった。
たしかに噴火で亡くなった方がいるのは痛ましい事故だけど、それは「噴火を甘く見ていた」ことが問題であって、噴火している火山を「これは噴火じゃない」とすることで解決するわけではない。
日本という火山国にいる以上「噴火」とは付き合うしかないんだし、「噴火だから危険」とか「噴火じゃないから安全」とかそういう雑な理解そのものが問題だと思うんだよね。火山との付き合い方をもっと学ぶべき。