【音楽】ボカロと合成音声 2007年総決算
2007年の視聴が終了。次回から2008年を探訪。
2007年は、まだDTM文化の成熟度が高くないせいか、わりとミックスが未熟だなという事がよくあった。しかし「センスはあったがプロではないガチ勢」が一斉にスタートを切ったことで、数多くの名曲が登場したと思う。2007年も終盤になり、第二陣が参戦すると、本当に素人レベルの作品の数も増えたわけだけど。
で、改めて、初音ミクがなにをリスナー達に聞かせたかというと、実の所“オルタナティブな音楽”だったと思う。ただし、これは「個人の観点」という「観測点」であり「ボカロ音楽と言うオルタナティブ」が出てきたわけではまたない。ボカロPの側の音楽の趣味の多様性の電磁波が、とある個人の趣味の音楽体験という狭さに対してに、初音ミクというレンズでレーザーのように放たれた。ほとんどのリスナーが「オルタナィブな音楽体験」をしたに違ない。例えば私も初音ミクを知ってシューゲイザーを知った過去がある。
【音楽】ボカロと合成音声 何故ミクが名曲を完璧に歌うと泣けるのか?
答えは知らない。初音ミクは天才的なボーカリストだと言わざるを得ない。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm1899170
【音楽】ポピュラー音楽 マスロック
何年か前に買ったマスロックのアルバムを作業用に聞いた。
■DON CABALLERO 2
ドンキャバレロの2枚目。「キングクリムゾン」の「RED」の好きな部分だけを徹底的に拡張しました的なアルバム。しかし、日本のバンド美狂乱のように「キングクリムゾンが好きすぎてほぼキングクリムゾン」というかんじではなく「部分の拡張」といった感じ。かつ、終盤のポストロック的なニュアンスへの拡張もあり好印象。
■One Time For All Time
65デイズオブスタティックの2枚目。全てがイントロという奇妙な内容。もちろん全曲インストなんてアルバムはめずらしくない。しかし、これはアルバムの全てがイントロ(個人の感想です)。
【美術】フィギュア夜話 デコマス越えの傑作現る
デコマス(彩色見本)を見て買うことを即決したフィギュアがある。ただ、メーカーを見てWAVEだったので、ひとまず考えた。ひとまず「近年の完成品のレビュー」がないか探して、そこからデコマスから逆算して予約した。
そもそも今回の『白鳥の女の子』は当初から異質だった。原型にしても美少女フィギュア史上に残る造形美、かつ、WAVEが6分の1サイズという大きめのフィギュアという... ま、デコマスからの劣化を考慮しても... という事で予約。
先日発売となり、手元に届いて、驚嘆、製品のクオリティがデコマスの写真よりもすごい! こういうのは稀にあるけど(例えばアルターのメイドセイバー)... それがWAVEというのが驚き、そもそものデコマスの段階でWAVEというのに驚き2段構え。その完成度は話題となり在庫品も速攻で完売で既にプレ値がついてる。
2個買えばよかった...
と、贅沢な後悔。今後もWAVEが6分の1を出して来たら注目かもしれない。
初音ミクをフィーチャーした巨大関数『みくみく順序数(Ordinal number-like functions featuring Hatsune Miku)』の研究者とされています。ボカロリスナーでしたが引退しました。