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深夜にポストしたものを書き直してタグにまとめました。

渋谷系概論序説その4 

(仮)参考資料集

同様に、ギタポではトーレ・ヨハンソンはカジ・ヒデキや原田知世、BONNIE PINKなど日本人アーティストを多数プロデュースし、元フリッパーズギターのコーネリアスは自身のレーベル「トラットリア」で英elレーベルとのコラボ作品をリリース。

ピチカートファイブは当時は日本からの参加はまだ数少なかった米国の音楽見本市SXSWに参加し高評価を獲得。米国ツアーや米マタドールレコードからCDリリースなどを実現した。

他にもでラウンジ系コンピCDを多数リリースしていた独バンガローレコードで日本の渋谷系アーティストを集めたコンピが発売されるなど、多数のアーティストが海外で評価を獲得。

同時期に勃興したテクノ系アーティスト、イベントの世界同時多発的な盛り上がりとも重なり、渋谷系を中心とした日本人アーティストの海外での活動、海外アーティストとの交流もこの時期相次いでいった。

渋谷系概論序説その3 

(仮)参考資料集

さらに、アシッドジャズ系が渋谷系と捉えられる理由のひとつとしては、やはり渋谷系の代表的なバンドとされるオリジナルラブ(田島貴男はピチカートファイブの元メンバーであり、人脈的にもつながっていた)の影響も大きい。

当時はフリーソウル系とも呼ばれたが、サウンド的にはクラブジャズ/アシッドジャズ系(それまでの括りで言えばジャズファンク系、AOR系)の音楽性に近く、そうした影響のつながりには、現在の「シティポップ」へと至る音楽性の連なりも感じ取ることができる。

また、当時のクラブジャズの代表的なレーベルの一つ、英Talki'n Loudの創設者ジャイルス・ピーターソンはロンドンと東京を拠点にして活動していたため、日本のクラブジャズDJ(United Future Organizationなど)とも交流が深かった。

渋谷系概論序説その2 

(仮)参考資料集

渋谷系の代表として必ず名前があがるのがフリッパーズギターとピチカートファイブだが、前者が80年代後期に英国のインディーズを中心に興隆したネオアコ(ネオアコースティック=アズテックカメラやペイルファウンテンズ、ヘアカット100などが代表)を起源とするギタポなのはわかりやすいとして、後者はモータウンっぽい甘ソウルだったりサントラやジャズだったりをサンプリングベースでカットアップし、ハウスなどのリズムとコラージュするスタイル(後のビッグビートにも近い)だったりと、その音楽性は元々幅広い。

また、前者のメンバーだったオザケンが大ブレイクするきっかけとなった「今夜はブギーバック」(事実上渋谷系的な音楽の世間一般的における認知が始まるのはここから)はスチャダラパーとのコラボだったこともあり、LBネイションなどのヒップホップ系も渋谷系に含まれるる。さらにスチャダラからの人脈的、イメージ的なつながりから(世間の認知として「ポンキッキーズ」で共演したのは大きい)電気グルーヴなどのテクノ系アーティストもそこに含まれることもあった。

渋谷系概論序説その1 

(仮)参考資料集

「渋谷系」というジャンルの語源のひとつとして、当時渋谷を中心に登場したメガCDストア(特にHMV渋谷店を指すことが多い)で(のみ)人気のあるアーティストという括りから始まった、という説があるくらいなので、ジャンルとしは「アニソン」とか「ゲーム音楽」のような括り方に似て、音楽をサウンドやリズムで括ったジャンルではない。そのため音楽性の振り幅はかなり幅広く、ギターポップ(90年代当時トーレ・ヨハンソンプロデュース作品が一世を風靡したスウェディッシュポップなども含む)はもちろんアシッドジャズ(ジャミロクアイが初期に在籍したインディーズレーベル名にしてジャンル名。その当時ヒップホップ/ブレイクビーツに影響を受けたジャズファンク、クラブジャズが登場した)やフリーソウルも入るし、また、60年代末に流行したソフトロックやジャズの影響を受けたサントラなど、後にラウンジミュージックとして括られるものや、人脈的なつながりから音楽ジャンル的にはヒップホップやハウス、テクノなどに分類されるアーティストも含まれることが多い。

カヴァー、サンプリングネタ、パクり元(主にアレンジ)そのほか諸々の影響を受けている曲が主体です<演習Ⅱ

渋谷系かどうか、っていうのは、音楽性(だけ)じゃないよ、と先ほど言った通り。

渋谷系なんて言ってない。比較した中でそれっぽい、と言ってるだけ。

80年代後期はバンドサウンドにしろ打ち込みにしろ、徹底的にスクエアなビートの方がカッコ良くて、2、4のスネアがいかにカッコいいかで勝負が決まる。みたいな感じだったのが、90年代に入る前後からスネアの捨て打ち入るのがかっこよくなり、スネアの音色もどんどんスカスカしたものになっていった(2、4を強調したスクエアなものから離れていった)、という、これはもう渋谷系云々というよりも当時の時代感として、全体的にそういう流れであったと。で、渋谷系もそういう時代のものなので、という。

ハリークリスマス、今ちょこっと聞いただけだけど、むしろこっちだろうね。渋谷系っぽいの。スイングしてる方がそれっぽいと思う。

スカパラ自体は渋谷系に入れられると思うけど…この曲のようなストレートな8ビートのロックだと、スカパラ色自体がそもそもかなり薄まってしまっている。

メロ、コードはもちろん重要だけど、アレンジも大きいと思いますよ。やはり。

音色的な方向性(使う楽器の構成)、リズム隊の方向性(スクエア/グルーブ(なまり)の有無)を変えないと無理だと思う。

サウンド面のアレンジも重要ですよ。

そうは思わない<その曲のカラオケ

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