そう、結局最後は自律神経が解決してくれる。名言ですね。学歴より肩書きより自律神経の方が大切かもしれません。結局学歴や肩書きも自律神経を安定させるためのものでしかないのではないか。 https://vocalodon.net/media/71oClixrC_AR3HL2zmo
私が今、思い悩んでいるのは…。いえ、「悩んでいる」と書くとボカロPによくいそうな鬱病患者みたいなのでやめましょう。
単純に、試行錯誤しているのは「ボカロPとは何か」ということです。
音楽をやっているようで楽器なんて全くできないし、絵を描いているようでヘタクソで。それでも何か自分を一流の芸術家だと勘違いしているのがボカロPであり、その一員の中に私がいるとすれば、それはとても悲しいことです。これは修正されなくてはいけない。
若い子はいいんです、勘違いしても。でも、私の年齢ではそれは許されない。
自分に対しては厳しくありたいと思う一方、芸術は自由であり、下手くそでも全然良いと思ってもいます。ましてや趣味ならば。
そういう色々な矛盾する考えを整理した上で、ボカロを使った音楽で、世の中に問いを発していきたい。
おそらく、95パーセントぐらいは、目指しているものや考えていることは一緒なんですよ。しかし、残り5パーセントのところで、非常に大きな溝がある。いや、これは分断の溝なのではなく、自分の城を守るための堀なのかもしれません。
例えば、私が習ってる音楽の先生って、音大で主席で、何でも弾けますよ。本当に何でも、です。
「これがジャズ風、これが和風、これが中華風」みたいに、同じペンタトニックスケール使って弾きわけるとか。
で、やっぱり8時間とか練習してたり、大学でキチンと勉強してるからやれるわけじゃないですか。ライブのサポートでツアーもやりつつ、音楽の先生。
でも、Youtubeの動画とか、500再生とか1000再生ですよ。やはり、音楽で「売る」というのは難しいということですよね。
ところが、そういう音楽の本来の文化とは全く別次元のところで、ボカロPの再生数が1万だったり10万だったりするんです。
それで何を勘違いしたのか、「オレはジャズもできるクラシックもできるギターも弾けるベースも出来る絵も描ける、絵にデッサンはいらねえ、オレは天才だ」みたいなのが、ホントにワラワラいるのがボカロ界隈なんですけど。ボカロ丼だけで何人天才がいるのか。
でもね、絶対に変なんですよ。どこが変だとハッキリ指定できないですけど、その歪さが引き起こす「負の反動」が本人に必ずあると思います。
それが私のいう「芸術の神」による裁きです。
私のいう「お金を求める」というのは、大ヒットをかまして女と自由を手に入れるみたいな話じゃなくて。
単純に、腕を磨いて、真心を込めて作ったり、仕事を引き受けて、相手に喜んでいただいて、お金を貰うという小さなスケールの話ですよ。
であるならば、「ボカロ丼というものがあって、そこで日々切磋琢磨したり情報交換するなどして、その成果をコンピCDとして販売して、その売り上げをサーバー代に還元して、さらに仲間を集めて、より豊かな、より高度な音楽を探究していく」みたいなのは、物凄く素晴らしい思想だと思うんです。
で、おそらく、皆さんもそんなイメージはざっくりと持ってるんじゃないかと。
で、その売り上げデータや購入者アンケートから、どういうのが喜ばれるのかを研究したり、そういうのも素晴らしいと思うんです。
でもねえ、再生数やイイネ数は、ちょっと違う。いや、だいぶ違いますよ。何の意味なのかが不明確。これは危険です。バカに何言っても通じないですけど。
ボカロPの世界で言う「数字」って、「お金」じゃなくて「再生数、イイネ数」だということが、事態を複雑にしていると思います。
お金の「数字」を稼ぐために頑張るのは「労働」なので、やればやるほど実りがありますよね。まあ、綺麗な仕事、汚い仕事のやり口とかありますけど、いったんは「職業に貴賎なし」ということにしましょう。
「お金」はみんなが欲しいものなので。より大きなお金を得るために協力し合うので、「仲間、コネクション」なども増えていきます。組織を円滑に動かすために、序列も構築されるでしょう。
いずれにせよ、人間は社会的な動物であり、お金のために頑張り続けると、性格も考え方も社会的になっていくんですよ。
その一方、ボカロPやインスタグラマーのように「イイネ数、再生数」を追い求めて生きるとどうなるか。
私が観察している限りは、真逆のことが起きているように思います。
頑張れば頑張るほど浪費が激しくなり、孤立していく。ボカロ丼でもそういう例を見ている。
凄くざっくりした総括ですけど、私の観察においては「再生数やイイネ数を求める人間は破滅する」だと思います。求めるのはお金の数字であるべき。
「聴いてもらうための宣伝にお金を使う」のと「世間的に見栄えが良いように数字を買う」のは、大きく違いますよね。後者は、大学の裏口入学みたいな感じです。
それでまあ、裏口入学や学歴詐称みたいなのは、通常ですと「お金持ちばかりズルい!」って、みんな怒るんですけど。
ところがですね、勉強はしたくないけど、高学歴になりたい。練習は嫌いだけどスーパースターになりたい、みたいな人はたくさんいるんですよ。
それで、もともとお金は持ってるけど能力は低い人と、努力はしたくないけどスーパースターになりたい人が協力して、自分たちが優遇される社会を作ろうとした。
この「新たな社会」には、「曖昧なパスポート」があって。このパスポートの持ち主だけが、この新たな物差しの世界で活躍できるんです。
バンド宗教団体真メグデスの打ち込み担当。建前上、キーボーディストという肩書を名乗ることもありますが、それは嘘です。手では弾けません。
また、危険な思想は持っていません。メグデスは愛と平和のために音楽をやっています。本当です。
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宗教団体真メグデス(DLsite)
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宗教団体真メグデス公式HP
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