【美術】アニメ夜話 星降る王国のニナ
原作は少女漫画のハイファンタジー。目づらしい青い瞳のとある王国の姫が事故死したため、姫の身代わりとなって生きることになった(人身売買で買われた)少女の物語。
少女漫画らしいラブコメが、少女漫画は「Oh! myダーリン」しか読んだことない私には新鮮である。
少女の反応と造形が萌えアニメの「型」と違うのだ。とくに、恋する男子と運命からすれ違うこと泣いちゃう姿は、まず、萌えアニメでは見ることが出来ない。萌えアニメの女の子って、男子とのすれ違いで、まず、泣かないから。
少女漫画は「Oh! myダーリン」しか読んだことないけど、恋するアズール王子を守るため、他国に嫁に行くその馬車の中で泣いちゃう姿は「そうそうそう‥ 少女漫画ってこうだよな‥ 懐かしい‥ てか、可愛い‥」ってなって新鮮。
作画は並だが、主役以外のキャラ造形も、よくあるなろう系ファンタジーのように雑ではない感じがあって好感が持てる。
【国語】エッセイ 映画とは何か?
10年続けたボカロ視聴を引退して、10年ぶりにアニメに復帰してから「いかに切り捨てるか」を重視してる。人間の時間は極めて短い有限だからだ。
最近、映画系youtuberが「テレビドラマの話はするのにテレビアニメの話はしない」ことに気付いて私は悟った。
学生時代は「映画って何だろう」と真剣に勉強したし「映画」という表現形態は今でも好きだ。しかし、時間は有限だから「何か」を切り捨てないとけない。で、私は「映画というのはひとつの表現形態である」という公理を廃して、「映画というのはアニメの配信形態のひとつである」という公理を採用することにした。
これにより実写映画は全て「見なくても良い」と切り捨てることが出来る。映画はアニメだけをみればいい。そして「映画はこうあるべきだ」みたいな視点は持たない。そういう視点は「映画というのはひとつの表現形態である」という公理から導かれるからである。
初音ミクをフィーチャーした巨大関数『みくみく順序数(Ordinal number-like functions featuring Hatsune Miku)』の研究者とされています。ボカロリスナーでしたが引退しました。